コラム#001  馬の十戒

〜 私と馬の誓い 〜


参考サイト:犬の十戒

以前、ブログで記したものです。
私の約束事。
これを自ら破った時に、私はこの仕事から身を引くと決めています。

1、この世に生まれて半年間は母親に甘え、遊び、お母さんを思う存分一人占めできます。
  時が訪れたら人間があなたの母親になります。
  あなたは生みの親と育ての親、二人の親が存在し、あなたを本当に必要とする人間が
  あなたの最期の親となるでしょう。
  あなたを生んだお母さんと同じように人間を信頼して頼りなさい。

2、あなたの育ての親は、あなたの意志表示や行動を理解できるまで辛抱強く待ち続けます。
  あなたの心の声にはいつでも人間は耳を傾けています。

3、いつもあなたの傍にいる人間という動物を信頼しなさい。
  今後ずっとあなたの親代わりなのだから。
  あなたの近くに集まる人間は皆あなたが大好きな人ばかりです。

4、人間と接する時だけは、あなたの意思と行動は人間がそれを是か非か判断します。
  人間を嫌い、人間から嫌われると残念ながらあなたの道は険しくなります。
  共に成長しましょう。
  あなたを褒める人間の手のひらは、あなたを優しく愛撫し、
  あなたを褒める人間の声は、やわらかくあなたの耳に響くでしょう。

5、長い年月の間には、良い日も悪い日もあるかも知れない。
  しかし、良い思い出を創り、それを積み重ねることをあなたに約束します。

6、時には、あなたを激しく叱咤することもあるかも知れない。
  でも忘れないで!それは愛の鞭だと。
  もし人が乗っている時に暴れたり、人間を傷つけたりすると、あなたはもっと辛い目に合うのだから。
  あなたは人間を傷つけられる歯と肢を持っているけど、それは決して行使してはいけない。
  人間もあなたを無意味に傷つけることはしないと約束します。

7、人間があなたに何を求めているのか、できるだけ冷静に判断しなさい。
  求めに応じればあなたには「楽と幸せ」が待っているのだから。
  楽か苦か、選択権はあなただけが持っています。

8、あなたが怪我をしても、病気をしても、人間はあなたの面倒を適時・適切に看ると約束します。
  安心して人間にその身を委ねなさい。

9、あなたが最後の時を迎えるまで、人間は最後まであなたのお世話をする約束をします。
  そして、あなたはあなたを愛した人間に見守られながら安らかに眠れるでしょう。
  あなたの死は決して無駄にはなりません。
  なぜなら、あなたが教えてくれた大切なことは、あなたの仲間に通じるのだから。
  馬と人類は古の時から友人です。

10、人間はあなたに憧れと敬意と頼る心を持っている。
   人間にできないことができ、人間が持っていないものを多く持っているから。
   あなたに乗り、あなたのお世話をする人間はあなたを心から愛しています。

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